Design

JR草津線「石部駅」の南側待合室ガラスに設置された
衝突防止プレートのイラスト&デザイン制作を担当しました。
2024年7月に駅舎および南側が完成した石部駅。
そして本年2025年8月には、
北側広場・ロータリーの整備が終わり完成となっています。
石部駅南側待合室では、
衝突防止プレート6種のイラストデザインと
柱に取り付けたコンセプトパネルを、デザイナーの柴崎寛子とともに「わざどころPON」の藤村さんとともに進めました。
JR亀岡駅の衝突防止プレートを知り合いであった、わざどころPONの藤村さんが担当されていた経緯から、今回ご紹介をいただきました。
椅子(ベンチ)の提案とアドバイスもさせていただいています。
ベンチは、小さいお子さんでも大人でも多世代が座れるよう、
また、個々にも、グループでも活用できるように。
テーブルとしても使える段違い式となっています。
贅沢にも、各面を一枚板をカットされ使用しています。
ベンチ制作はこちら↓
一枚板と木の家具の店M's furniture
また壁面には、旧石部 東海道の地図を
再現した信楽焼のプレートが壁面に設置されています。
デザイン提案
どこに、どれくらい、どういったものを
設置するのか。
市内や歴史をリサーチした上で、ご提案しています。
提案資料の一部を掲載します。
Design Concept
湖南市・石部駅周辺は、近江と伊勢を結ぶ参宮街道として、
奈良時代から交通の要所とされてきた。
江戸時代には宿場町として栄え、
京都を出発し宿泊するのにちょうど良く「京立ち石部泊まり」と 言われる距離感で、東海道51番目の幕府直轄宿場にあたる。
石部の『自然・文化・歴史』を、江戸時代に人気を博した、
歌川広重の東海道五拾三次の「石部 目川ノ里」にも描かれるような、 木版画テイストでデザイン。
更に、現代のキャラクター文化、今を生きる湖南市民にとって愛着のある
「こにゃん」という言葉や、キャラクターにちなんだ「猫」を加え、遊び心をとりいれた。
現在でも石部は、この地に住む人と、観光や仕事で訪れる人が行き交うまち。
人々の交流の要所となる駅に、石部周辺の、
昔から今に伝わる、 豊かな自然の風景や文化を取り入れたデザインを施し、未来に伝えていく。
鉄に釉薬を焼き付けて作成されている衝突防止プレート。
希望の色を忠実に再現することが難しいなか、
業者さんの努力で、ほぼ希望に近い色味で完成!
ノベルティのバッグなどもご厚意でいただけました。

私たちが目指すのは、あなたの「いいね」から、社会のデザインが豊かになっていく未来。
『社会にデザインを投資する』、ソーシャルデザインファンディングに是非ご支援ください。
支援プラン
目的や雰囲気に合わせてイラスト、デザインの制作を行っています。 内容に合わせてお見積りを出しており、金額は目安となります。


voice

柴崎寛子 (株式会社ONE GOOD DESIGN 代表取締役 CEO 兼 デザイナー)
かつての同じ職場で部下であったわざどころPONの藤村香菜子さんより、ご紹介を受け、現在住んでいるまち石部の駅舎建て替えに伴い、衝突防止デザインを担当させていただきました。
CREDIT
- 企画
- 湖南市、西日本旅客鉄道株式会社 近畿統括本部、大鉄工業株式会社
- 協力
- 一般社団法人わざどころPON
- HP
- https://www.city.shiga-konan.lg.jp/soshiki/kensetsu_keizai/toshi_seisaku/shigaichiseibi/36167.html
- 制作担当
- デザイン 柴崎寛子 アドバイザー 藤村香菜子